2010年05月23日

たつの市1冊1240万円は無駄遣い?

兵庫県たつの市が購入した1冊1240万円の美術書「ミケランジェロ ラ・ドッタ・マーノ」
が波紋を呼んでいます。

若者の読書意欲を刺激しようという名のもとに購入が決定されたそうなのですが、
国内の専門家からは「価格に見合う価値があるのか」と疑問視する声も出ているとのこと。

この本は国内に1冊しかないらしいのですが、6、7月の1~5日、龍野図書館で公開される
そうです。

表紙に大理石の彫刻があしらわれるなど豪華な装丁が特徴ですが、
ページの大半を占める彫刻写真の作者は、アウレリオ・アメンドラ氏という人だそうです。
ミケランジェロ作品の写真では著名人で、一枚一枚手作業で印刷したということですが、
なんと専門家によるとこの人の写真集は日本でも1冊1万円程度で購入できるそうなんです!

しかもドイツの出版社が出した最高品質の写真集でも3万円程度。
これだと専門家から疑問の声が上がっても不思議ではありません。

それにもかかわらず、なんとたつの市ではデジタル画像で内容を閲覧する装置も含め、
2560万円を納入した丸善に支払ったそうです。
このお金のもととなったのは市内の篤志家から「龍野図書館充実のために」と
寄せられた3000万円の寄付なんだそうです。

この寄付した人も市のお金の使い方に納得しているんでしょうか…
3000万円あったら、相当な量の蔵書の充実や、改修工事くらいできるでしょうに…




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Posted by 頭(こうべ) at 11:57│Comments(0)ニュース
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